2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

クソくだらないものを読んでいる

クソくだらないものを読んでいる。こんなものをニーチェの名を借りて書いているやつがいるとは。 ニーチェの無理解を痛感する。

新しい感触

赤い絵の具と青い絵の具が 決して溶け合うことなく 混じりあう 立って歩ける

哲学が軽視してきたもの

宗教にあって、哲学にないものは、神でも信仰でもない。神のような超越的な固定点(カントの物自体や、ヘーゲルの絶対精神のような)がなければ哲学という建築物は瓦解してしまう。どんな哲学的テクストの中にも必ずそれ自体根拠づけられない概念、ドグマ的…

祈りの形式

カフカは「書くことは祈りの一形式」であるという。祈り方の変容は変革を生む。イエスはがラビたちに抗議をしたとき、もっとも重視したのは祈り方だった。短く祈ること。そして、神を讃えるだけでなく、「日々の糧」を望むこと。

将棋をしている

最近、将棋をしている。 「こういった相手の駒を確実にとれるときに、あえてとらずに、俯瞰してみて、また別の攻撃ができるか検討すると、勝率がグッとあがります」 これはたぶん、コミュニケーションにもいえる。

わたしが政治にかかわる動機

「まえにちょっと生活保護の話題になりましたが、この記事は生活保護についてわれわれが議論するときに絶対に忘れてはいけない前提だと思うので、共有しておきます。これを前提にしないと、生活保護を必要とするひとたちを置き去りにした議論になってしまう…

メタバースについての論点

メタバースの特性⑴身体性の拡張→広義のメディア論⑵オルターエゴ→アイデンティティ論⑶参加型文化→認知資本主義論、共同体論⑷精神のサイボーグ化→ポストヒューマニズム論

バカの類型学

哲学の真の敵は狂気ではなく、愚鈍である、とドゥルーズは言った。狂気は別の理性と表裏一体であり、独自の(本来の意味で独自の)論理をもっている。狂気にはある種の真剣さがあり、その論理によって世界に真に向き合っている。愚鈍の場合には、そこに論理…

とあるチャットで

構造を批判しつつ、どんなジェンダーの人もケアされるべきという前提に立つのがジェンダー論的な立場ですが、これがややフェミニズムと対立することがあるのは、Sも指摘していて難しいですね。ただ、その難しさは論理的なもの、理論的なものではなく、実践的…

歴史-哲学と芸術の課題

哲学がもはや形而上学的・客観的真理を明らかにできないことが明らかになった以上、哲学は歴史哲学でなければならない。しかし、ヘーゲル的な意味ではなく、ニーチェ的な意味でそうなのだ。 哲学は歴史に、とりわけ現代に向き合いつつ、その時代が求めるもの…

現実主義批判

ふだんいわれる意味での現実主義とは、じつのところ固定された時間を準拠とする近過去主義であり、ほんとうの「現実」を重んじる立場ではない。ほんとうの現実主義は、変化する現在の生成を重視する。だがそれでもまだ十分ではない。現実主義のエピクロス的…

ファシストは.....

ファシストは本が怖い 死者が黙っていると思うな

そして本は開かれ......

そして本は開かれ(その戦いはまだ終わっていないのだから) お前の石になった心臓を砕く 白の頁から、黒く、垂直に、火が(裂けて) やがて、九月に部屋の隅にこわばる肉体をみつけるだろう ふたつのからだ、灰になった静けさが、途方もなく 大きな音を立て…

無題

海がわたしたちをその額で固めてから、海の眼で、内臓を、微かに、揺する。その黒く空を穿つふたつの存在は、まだ、距離をとったまま、浮かんでいる。かたちがなくなるまでのみじかいあいだの、星々に似た、空気の肌触りの留め金。