2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『眼と精神』。少し不躾に。

メルロ=ポンティ『眼と精神』を読んでよかったと思えるのは、いたって常識的なことを確信することができたからである。画家は描く天才であるずっと以前に、見る天才であるということ。見るためには、技法が––––「見る手つき」とでも言ってみようか––––とうぜ…