奇跡について

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 奇跡のようなことは起こる。「信じる者は救われる」というが、これは真理だと思う。本気で信じて求めれば、きっと報われる。そういう経験は、理性の働きによってもたらされるというより、感覚によって、身体性を通してやってくる。

 自転車に乗れるようになる前は、自転車という乗り物が完全な異物として、自分がこれを乗りこなせるようになるなんて、想像もできない。永遠に不可能なのではないかと、こどもごころに思った。

 しかし、乗れるようになってしまえばなんのことはない。見える世界は全く違うものになって、乗れなくなることも少ない。あとは上手くなるかどうか、それだけ。

 音楽的なリズム感、タイム感、グルーヴ感と呼ばれるものも同じで、それを信じて求めればいつかキャッチできる。きのう友人との夜の長電話を通じてこれを確信した。

 この曲の最初の二回キックだけで、グルーヴをキャッチできるようになる。奇跡のような出来事だ。

 グルーヴについて、いつかちゃんと書かないとなあ。みんながグルーヴを体得できるように。